こんにちは!UNAです。
最近、関心があったのが千葉県の少女が家族とキャンプに行き行方不明になっているニュース。
もうニュースで取り上げられることもなくなりました。
警察が捜査を打ち切り、ボランティアだけで捜索が続けられています。
あれだけ探しても遺留品すら見当たらないと事件巻き込まれ説を唱える専門家も出てきました。
母親の悲痛な面持ちに同じ親として心が張り裂けそうな思いで早く解決してほしいと願うばかりです。
連れ去りなどの路上で子どもが事件に巻き込まれるニュースがあとを経ちませんが、
2018年に13歳未満の子どもが通学路などの路上で被害にあった件数はおよそ600件
もあるのです。
あくまでも事件として認知されている件数だけでこの数。ぞっとしますね。
子どもたちを守るために、親は何ができるのか。
たまたま見ていた「あさイチ」で特集「子どもに教える防犯対策」について放送されていました。
『ホットスポット』と呼ばれる事件が起きやすい場所があるのも初めて知りました。
危険な場所の見分け方や回避する方法など、お子さんと一緒にぜひ見ていただきたい内容です。
もう一度、お子さんとこの特集を観る方法がないのかも調べてみました。
【あさイチ】子どもをどう守る?路上での防犯対策特集の再放送日程は?
再放送があるのか調べてみましたが、残念ながら今のところ再放送の予定はありませんでした。
【あさイチ】見逃し動画視聴方法も紹介!
U-NEXT<ユーネクスト>に登録すればNHKオンデマンドで配信されているので動画視聴ができます。
ただし、視聴できる期間は、放送日~2週間くらいなのでお早めに視聴されることをおすすめします。
【あさイチ】を見逃した方は、こちらのU-NEXTから視聴出来ます。
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現在、NHKオンデマンドで配信している番組は、様々な権利承諾の問題があり、番組権利者からの配信許可が得られた番組から随時、許可された期間内で配信しています。
そのため、NHKで放送したものをすべて配信できるわけではないのです。
なので見逃した方のために詳細にご紹介していきますので、ご参考になりましたら嬉しいです。
まず、皆さんは子ども達に「知らない人について行ってはダメよ。」とか言ってませんか?
これ、とても危険な伝え方なのをご存じでしょうか。
「知らない人」「怪しい人」「怖い人」「危険な人」
この人達の見た目の特徴を具体的にわかりやすく説明できますか?
難しいですよね。
事件を起こす人物は、なぜか黒いサングラスにマスクをして帽子を深くかぶり・・・というイメージないですか?
実際にこれまでに事件を起こした人物は、全く一般の人と見分けがつかないほど普通で違和感のない姿であることのほうが多いのです。
しかも、いつも見守りをしていた人やいつも公園にいて話をしたことのある人だって、事件を起こすかもしれないのです。子ども達にとっては全く知らない人ではないのです。
だから、「知らない人」でひとくくりにすると危険なのです。
いつも優しくしてくれる人だからとか、いつも話しかけてくれる人だから、ついて行っても大丈夫よねと思わせてしまうかもしれないのです。
防犯について我が子に伝える時「怖がらせてしまうかもしれない」「どういう人が『怖い人』『危ない人』なのかを理解させるのは難しい」と思いませんか?
様々な事件を受けて、むやみに怖がらせるのも考えもの、全く外に出られないという極端な話になってしまいます。
『日本こども安全教育総合研究所』の理事長・宮田美恵子さんは、子供が恐がり過ぎないように「安心できる情報をセットで教えること」を心がけてほしいといいます。
そこで、危険に気づく目安と相手との距離感は、どのようなものなのでしょう。
ステップ総合研究所調べでは、相手につかまれない距離というものがあります。
相手につかまれない距離とは
身長×0.8
※相手が170cmの場合 136cm
親子で向き合い両手を伸ばした時、約120cmです。
この距離間を目安にしましょう!
2018年都内で実際にあった手口は、
・足が痛いから3階まで送って欲しい
・スマホが木の上に置いてあるから肩車するので取って欲しい
といって近づいて来たというのです。
ついて行ってはいけないとわかっていても、子ども達はいい子に思われたいという思いが強い年代だから断っちゃいけないと思ってしまうのです。
では、困っている人は手助けしましょうと教育がなされてきた子ども達に私たち大人はどのように教えればいいのでしょうか。
それは、自分で判断せず、あらかじめこんな約束をしておきましょう。
「家族に確認してからでなければ、誰にもついていかない。」
「おうちの人との約束だからごめんなさい。」というと断りやすいものです。
これなら子供たちは罪悪感なく断れます。
もしくは「大人の人に頼んでください。」といって、その場から離れるのもよい方法です。
また、道を教えてあげるなど、その場から動かなくても充分親切になることを日頃からアドバイスしてあげましょう。
子ども達を迷わせないようにすることが大切です。
知っておきたい【ホットスポット】
事件が起きやすい場所として「ホットスポット」があります。
あらかじめ気をつけるべきポイントを警戒すれば騙されずに済みます。
見分けるキーワード① 入りやすい
子ども達の誘拐事件で多いのは学校周辺の駐車場や空き地なのです。
駐車場は誰でも【入りやすい】ため、事件が起こりやすい場所になるのです。
では、コインパーキングと月ぎめ駐車場ではどちらが危険度が高いのでしょうか。
・コインパーキング
子供を連れ込んだ後に駐車代金を清算する時間が必要で、その間に子供が正気に戻るので事件に使われにくいのです。
・月ぎめ駐車場
日中に車が出払うため、空いたスペースで待ち伏せするにはうってつけなのです。
なので、危険度が高いのは意外にも「月ぎめ駐車場」なのです!
駐車場で声をかけられたら顔見知りでも警戒することが大事ですね。
見分けるキーワード② 見えにくい
狭い路地は要注意です。
民家の窓がない塀やシャッターなどがあり、周囲の目が届かない通路を「トンネル構造」といい危険性が高まります。
曲がっている道が安全な理由
・曲がり角から誰か来るかもしれない
・住宅の窓がたくさんあるところは誰か見ている可能性があるから危険度が低い
大通りホットスポット
ガードレールや植え込みがない場所
車を停めて「学校の先生が呼んでるよ!早く乗って!」と車に乗せる手口が過去に使われています。
長時間とまっている車には注意が必要です。
公園ホットスポット
・トイレ
子ども達がひとりになることが多い
・遊具近くのベンチ
話しかけやすい
話していても違和感がない
子供たち自身ができることとは
関東地方の公立小学校の児童603人中75人が危険ない目にあったというデータがあります。
(日本こども安全教育総合研究所調べ)
危険な目に遭った75人のうち約半数しか行動に出られなかったという結果が出ています。
いざというとき何ができる?
・大声で助けをもとめる 4人
・防犯ベルを鳴らす 3人
・逃げだす 37人
実際に危険な目に遭うと大人でも動きが制限されてしまいます。
それが子どもならなおさらですよね。
それでは、いざという時にどうしたらいいのでしょうか。
ある地域の取り組みを例に見てみましょう。
防犯力UP①【助けの求め方】
VRを使って不審者に襲われる疑似体験を行ってみましたが、やはり声が出なかったり、動けなかったりと恐怖から助けを求めにくくなるようです。
ワンポイント
叫んでいるだけなら周りの人は遊んでいると思ってしまいます。
なので手を振って、周りの人にアピールすることが大切です。
防犯力UP②【逃げ方】
警察OBとスポーツトレーナーが考案した走って逃げる訓練を行います。
30秒逃げきれれば大人は諦めると言われているので、低学年も工夫をしながら何とか走って逃げる練習を行うのです。
ワンポイント
ランドセルを捨てて逃げること
ランドセルの重さは平均5kgもあるので、低学年はもちろんのこと走って逃げる妨げになるのです。ランドセルを捨てると背負っているより10秒間で約3m遠くへ逃げられます。
親やおじいちゃん、おばあちゃんに買ってもらった大事なものという概念があるランドセルですが、「ランドセルを捨てて逃げていいよ。」と命が最優先であることを子ども達にぜひ伝えておきましょう。
低学年はジグザグににげること
低学年は、真っ直ぐに走るだけではおとなに追いつかれてしまう可能性があります。
逃げる時は常に曲がる意識を体に覚えさせます!ジグザグに逃げるよう練習しましょう!
親子でできる訓練は、お互いのしっぽを取り合う遊び「しっぽとり」相手に捕まらない動きを身につけるのにピッタリです。
防犯ベルの定期的なチェックを行うこと
怖い時は緊張状態になるので、どうしても大声は出しにくくります。
防犯ベルもとっさには使えないのが現実。オススメは外出前に週1で鳴らす練習をしておくのがベストです。使い慣れていなければ、いざという時ほど使えませんものね。
まとめ
いざ危険な目に遭ったとき、子ども達にどのように教えたらいいのか漠然としていたので、とての参考になりました。
一人で登下校する子ども達にわかりやすく教えることができることと大人も知らなかった手口や事件の多い場所、気をつけるポイントがわかりますので、絶対に親子で見ておくべきだと思います。

【逃げ先】について話したことありますか?
「こども110番の家」というステッカーを見たことがある方は多いと思います。
警察が市民にお願いしているボランティア活動で、引き受けてくださった方の個人宅や店などにステッカー貼ってあります。
全国に約164万5,000か所(※平成30年度末警察把握の数)あり、
目的はもちろん
・子どもの保護
・110番に通報
この活動が果たして機能してるのか?
いざという時に逃げ込むことができるのか?
島根県のあるお母さんが、
「110番の家のシールが貼ってあっても閉店している?そんな時どうなるの?」
と疑問に思ったのです。
PTA活動で調べた結果、ステッカーがなかったり、お店がかわっていたりと3割が機能していませんでした。
私も危機感を覚えました。
全く意識していなかったので、早く調査しなければと思います。
そして、
子どもたちと110番の家の市民の方との顔合わせをしておくと子ども達ももしもの時が安心ですよね。
まずは、我が子の身の回りからすみやかに整えていきましょう。
子ども達の安全を願って。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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